稲城南山とその周辺

根方谷戸の頭

根方谷戸の頭

南山の奥深く、根方谷戸に丘陵側からアプローチする機会がありました。
根方谷戸はありがた山と妙法寺のあいだの広大な窪地です。

妙法寺の側から、細い踏み跡をたどって斜面を緩やかに下っていきました。

谷戸の最上流部の崖の上に出ました。
細い道の少し右脇は急に土が無くなり、そのまま真下にほぼ垂直に崖になっています。
崖の深さは10〜20メートルぐらいありそうです。

この崖はほんとは垂直かどうかわかりません。
雪山のせっぴのような感じで表面の地面の下がえぐられている可能性があるのです。
崖の縁にある木は崖の方に向かって斜めに生えています。 崖の方に根元からめくれ込んでいる感じです。

谷戸


崖のごく際まで踏み固められた土が続いています。
そこも山道だったのでしょうか? うっかりすると踏み外しそうです。
下の方をのぞいて崖の様子を確かめたいのはやまやまですが、とてもそんなことはできません。
 
大きな木につかまって下をのぞくのもとても危険です。
足元から、大きな木もろとも木の根の張った地面が崩れ、崩落していくこともあり得るのです。


谷戸  谷戸


谷戸

この写真の中央にある木も崖の縁に斜めにまっすぐ生えています。
根っこが地面にしがみついていて、その地面の下がえぐられているため、
谷に向かって斜めに倒れかかっていると思われます。

写真をよく見ると、崖の斜面には大きな倒木も横たわっています。
この斜めに生えている木も、地面の下の浸食がもっと進行すると、やがては根っこの抱く土と共に谷に崩れ落ちていくでしょう。

崖全体は、お椀を半分に割ったような形で谷戸の大きな頭という感じでした。 
崖の深さは10〜20メートルはありそうです。
半円状の崖の直径は50メートル以上はあるでしょうか。

崖の壁と底面はむき出しの土のようです。遙か下の方に斜めになった土の広場が見えました。
水が流れている気配はありませんでしたが、遠くから見ているだけなので、実際はどうかわかりません。


眼の前の谷戸には柔らかな黄緑色の樹林が広がっていました。
高い木が崖の下で生えているため、
樹冠が眼の下に見えます。

樹林の彼方に妙覚寺のものと思われる青みがかった屋根が木々の合間に小さく見えました。


この根方谷戸には小さな川が流れていて読売ランドに通じる道路の脇に出ています。
地図によると根方谷戸川の短い区間に9ヶ所も横提が作られていて、土砂の流出を防ぐようになっています。
この谷戸は浸食が激しく、谷戸の頭の崖は発達中のものかもしれません。


稲城砂層の崩壊が、水の浸食により深く大きく進行することを感じさせる風景でした。

(写真は2006年4月撮影)






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