稲城南山とその周辺


多摩丘陵編

開発計画の進む稲城南山。しかし稲城南山には豊かな緑と共に独特の魅力や地質の特長があります。
多摩丘陵にある自然公園などを見て、稲城南山のありかたについて考えてみてはどうでしょうか。


府中の浅間山・・・多摩川の対岸にある多摩丘陵の山

浅間山(せんげんやま)は多摩丘陵北西部と共通した特徴を持つ山で、都立公園になっています。

最寄り駅は東府中。多磨霊園の脇にあります。


浅間山公園

浅間山公園の特長は
・浅間山だけがムサシノキスゲの自生地、
・多摩川で隔てられているのに多摩丘陵と共通の地質をもつ、
・浅間山の頂上に古墳があり、そこに浅間神社がある、
ということです。

浅間山公園

公園の中はよく整備されていて、歩道、案内板、トイレ、休憩所などがあります。
外側には駐車場や自転車置き場もあります。


浅間山の散歩道

林間のなだらかな散歩道。


浅間山

緩やかな起伏の広い山林


浅間山

浅間山の頂上。手前に三角点。奥に浅間神社。


浅間神社

浅間神社。円形の古墳の上にほこらがあります。


浅間山公園の看板など

浅間山公園では散歩道の途中、ところどころに樹木の名札、ムサシノキスゲや雑木林の手入れの解説、地名や地質の説明などの看板があります。

ムサシノキスゲ

ムサシノキスゲの自生地は浅間山だけ。花期は5月上旬から下旬。
ムサシノキスゲは間伐されて明るくなった林床を好みます。


萌芽更新

萌芽更新。雑木林は里の人々に利用されてきました。炭や薪、シイタケのほだ木として切られたあとの切り株から多数の芽が出ると、そのうち数本を残して成長させ、大きくなったらまた切って利用する。これを10〜20年ごとに繰り返すのです。


浅間山の地質

女坂という場所の案内板に浅間山の地質が解説されています。

女坂

浅間山は御殿峠れき層という地層で覆われています。
御殿峠れき層は多摩丘陵の北西部(八王子〜多摩市)に特徴的な地層です。
約50万年前、まだ多摩川もなく、関東平野の大部分が海だったころ、当時の相模川(古相模川)が山奥から運んできた岩石が、土砂やれきとなって堆積してできたものです。
浅間山は多摩丘陵とひと続きの、古相模川の段丘だったと推定されています。
海面の上下や土地の隆起、河の流路の変化などで多摩丘陵や多摩川が生まれました。浅間山の周囲は多摩川などによって浸食され、穏やかな小山だけが残ったのです。

御殿峠れき層

御殿峠れき層

御殿峠れき層のれきは山道のあちこちで見られます。
れきは大小の河原の石だったり、小さめのまだ角のある石だったり、さまざまです。
非常に長い年月をかけて堆積したものなので、時期により、その時の地形により、種々の丸みや角みを持ったれきがあるのでしょう。

府中の郷土の森博物館には浅間山の地質について解説したコーナーがあります。
それをもとに描いたのがこの地質断面図です。
浅間山の地質
多摩丘陵(北西部分)は、上総層(かずさそう)の上に御殿峠れき層が乗り、そのうえを関東ローム層が覆っています。
浅間山もまったく同じ構造です。
上総層は約300万年〜70万年前に河口〜海で堆積した地層です。
稲城南山の稲城砂層は上総層の一部です。
稲城南山では御殿峠れき層はなく、上総層の上に関東ローム層が直接乗っています。

(2006年8月)





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