稲城南山とその周辺



山道を浸食する崖



里山のふもと近くにある天然の崖

稲城南山にはところどころ天然の崖が発達しています。
南山の畑に入る軽トラックが通れる山道の途中で、ふもと側に崖の発達しているところがあります。
場所は貨物線のトンネル入り口の上にある南山入り口の車道を上がり、左に折れて切り通しを進み、やや山よりに上がったところで、左手の大きな畑の下の道に入り、畑の脇の細い道を経てまた太い道に出、そのまま山を巻く感じで行ったところです。

稲城南山の自然崖

位置としては南山スポーツ広場の後方150メートルぐらいの山のなかです。

崖は道から少し離れた藪の下に2ヶ所見えるところがあり、さらにその奥に1ヶ所、山道にまで浸食が進んでいる崖があります。
これらはどうも連続した崖地のようです。


竹の崖

この崖では下から竹が生え上がってきています。
崖の際はほぼ垂直。土がむき出しているのが見えます。



5月の崖

こちらの崖は山道の一部を浸食。崖による浸食は道幅の3分の1を越えています。
畑を耕している人の話では、この崖は40−50年前からあり、30年ぐらい前からは軽トラックは通れなくなっているとのことです。
この崖に面した部分では道の右側が切り通しになっています。もしかしたら、崖の浸食に合わせてここの道も山側に少しずつ寄せて作っているのかもしれません。

崖の深さはおよそ10メートル。
傾斜は道に面した部分は50度ぐらいですが、両脇の藪に面した部分は垂直に近く、一部はオーバーハングしています。
土がむき出している斜面には草木は生えていません。

5月の崖

5月の崖

上の写真はすべて2006年の5月に撮ったものです。
その後梅雨に入り、南山周辺でも大雨が2回ありました。そのうち1回は2日にわたる集中豪雨でした。
それでこの崖の浸食が進んでいるのではないかと気になっていました。


梅雨の大雨を経た7月末の崖

以下の写真は梅雨もほぼ明けた同じ年の7月下旬に撮ったものです。
写真を撮った位置が微妙に違いますが、上の写真と見比べてみると、崖の様子は5月とほとんど同じです。

7月の崖

この写真の中央やや左に、立木の下の崖の垂直な斜面の一部(幅30センチくらい、高さ50センチくらい)がややはがれかかった状態のところが見られますが、
5月の写真を見るとまったく同じです。


7月の崖

この写真の右側の木のついた土のかたまりは木の根でまとまったまま崖にぶら下がっています。
この状態も5月と同じです。
斜面の下に柔らかい感じで積もっているのはほぼ同じ大きさの土粒です。ガサッと落ちたような大きな土のブロックは見られません。

 崖斜面の窪み  

木株の少し手前の崖の斜面には小さな溝や穴があります。
それらも5月のものと同じです。

崖の斜面はよく固まった土で、その表面には一部緑のこけらしいものがついています。斜面が雨で削られた様子はありません。
2回の大雨程度では眼で見て分かるような浸食はなかったようです。

崖のへり

しかし気をつけてよく見てみると、崖のへりは少しぼそぼそして緑のコケらしき物も少しはげています。
もしかしたら強い雨に打たれて少しはげたのかもしれません。


ぶら下がった根株の木

ぶら下がりの木  
 
ぶら下がった根株の木を見ているといろいろなことが考えられます。
木の根株の付いた土は一部が崖のへりににかろうじてくっついているものの、その大部分は真下にぶら下がっています。
木の根株と崖との間には20センチぐらいの隙間があり、向こう側が透けて見えています。
木の根がまだ崩れていない崖上の木などの根と絡まりあってなんとか持ちこたえているのでしょう。
こんな状態になってからどのくらいの時を過ごしているのでしょうか。

ぶら下がりの木

このぶら下がった根株の木は、はじめの1メートルぐらいはやや横に伸び、その後斜め上に向かって高く高く伸びています。上に伸びた幹のさらにその上の方でこの木の枝葉は広がって太陽の光を受けていました。

この木が生長を始めてしばらくは、この根株の地面はまだ水平だったと思われます。根元近くの横向きの幹はそれを示しています。
その後、木のついた地面は、その下の土地が浸食で無くなったため30度あるいはそれ以上傾き、かなりの間そのままの状態で木は上に向かって伸びたのではないでしょうか。

この木が生えたのは何年ぐらい前なのでしょうか。崖がその下を浸食し、オーバーハング状態になり、木が傾いたのは何年ぐらい前になるでしょうか。さいごにまったくぶら下がった状態になり、そのまま持ちこたえて何年ぐらい経つでしょうか。
崖の浸食のスピードはどのくらいでしょうか。

木の太さや高さを見てその木の年齢が分かる人がいたら、およその答えが頭に浮かぶかもしれません。
ただし、
根がすべて活用できる状態ではないので、通常より生育は遅いかもしれません。
もし誰かこの木の一生や崖の発達について何か考えが浮かんだら、是非教えてください。

崖地の木はその崖の変化の様子を反映していると思われます。いろいろな状態で生えている木を見て崖の発達の様子を推測するのも面白いことです。
(撮影、2006年5月、7月下旬)






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