稲城南山とその周辺
東京の里山、都心から40分の景勝地
稲城南山、崖の奇観
ここは東京都。京王線の稲城駅から歩いてわずか7分。稲城市営グランド脇からの崖の風景です。 (2005年11月撮影)。
崖の背後には雑木林の山林(南山)が広がっています。崖の最上部、垂直に切り立った部分は関東ローム層。
その下の崖の大部分を占める(西日が当たって、地肌が白〜黄色に見えている)部分は堆積した土砂が固まった層。
稲城砂層と呼ばれています。
稲城南山の崖は横幅約600メートル、高さ約60メートル。
京王相模原線の読売ランド駅から稲城駅にかけて、車窓左手にアパッチ砦のように崖が見えます。
JR矢野口駅のホームからも見ることができます。
この崖ができたのは、約40年前に京王相模原線を通すために山腹が削られたのがきっかけです。
工事で出た山砂は海砂と違って塩分を含まず良質だったためでしょう、1964年の東京オリンピックを前にしての大工事、特に首都高速道路などのコンクリートの材料として使われました。その結果、山砂はどんどん掘られ、現在の姿になりました。
稲城南山の崖には京王相模原線開通と東京オリンピック開催の歴史が刻み込まれています。
稲城南山の崖は、約40年のあいだに、無残で荒々しい人工の崖から少しずつ自然になじんだ崖になってきました。
遠く離れた位置から見るとむき出しの地肌が切り立った異様な風景ですが、近くに来てみると東京都内とは思えないスケールの大きい景観が展開します。
風にそよぐ草木の音と鳥のさえずり声だけが聞こえてくる静寂な別天地です。
(2006年5月 写真追加)
(追記: 人工の崖ができたきっかけと
して、東京オリンピックを前にしての建設ブームと、京王相模原線の開通があります。亀山の尾根を削って稲城の駅前広場から南山スポーツ広場までは相模原線
の開通と稲城駅の設置にとって必要な工事でした。その名残が、南山スポーツ広場から見える崖の姿です。そこで出た山砂は建設に有効に利用されたものと思い
ます。一方、京王線に並行した崖の部分は京王線の開通とは関係のない、山砂採取のためだけに削られた跡だと考えられます。この辺の事情についてはもう少し
調べて記事にしたいと思います。 2009年5月18日 記)
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