稲城南山とその周辺

三沢川の分水路


山に入る水門

 稲城駅で降り、三沢川沿いのサイクリングロードを上流側にしばらく行くと、照明灯のついたきれいな橋があります。扇橋です。

扇橋

 その橋の脇にあまり見かけない水門があります。

三沢川分水路

 三沢川分水路です。奥は小さな溜池のようになっており、さらに奥にトンネルが続いています。トンネルは山の下に入っていくようです。これは何なのでしょうか?

三沢川分水路  三沢川分水路

 トンネルの先の向こうの山は稲城中央公園です。


三沢川分水路の由来

 稲城の里山と史跡を守る会の薄葉谷戸・清水谷戸ウオーキング(06年11月)に参加した際に、分水路の意味とその由来を知りました。
この分水路は三沢川が増水したときに、あふれた水を取り込み、地下のトンネルを通じて多摩川に放流するためのものです。

 三沢川の上流でニュータウンの造成が始まった頃、ある時の大雨により、以前なら山林に吸収されたはずの水が一挙に三沢川に流れ込み、下流の矢野口、稲田堤で氾濫し洪水を起こしたのです。丘陵地の山林が開発により失われたために起こった人災です。
 その対策として、川崎の住民などの要求もあり、東京都が建設したのがこの分水路でした。

 その時のウオーキングには当時川崎で原因調査や要求運動の中心になっていた方と共に、東京都にこの分水路のアイデアを出し提案した方も参加しており、当時の話を現地で聞ける機会になりました。


分水路のトンネル

 分水路のトンネルは稲城中央公園の地下を通り、大丸で多摩川に出ます。
トンネルの走っている位置を示す標識が中央公園などにあることをウオーキングに参加していた人が説明してくれました。

標識  分水路の位置標識

 稲城中央公園に登っていく道の脇にある標識です。

標識

 標識には三沢川分水路中心点と彫られています。

このような標識が一定の間隔を置いて大丸まで点々とあるのでしょう。


稲城中央公園

登り道

 標識のある付近から中央公園の陸上グランド方向を見た写真です。

丘の上から

 中央公園の陸上グランドを目指して登りながら、また分水路の標識はないものかと探してみました。この辺りは自然林が残されています。

稲城中央公園

 稲城中央公園の陸上グランド。向こうに見えるのは米軍の多摩弾薬庫跡地や向陽台。分水路はあの辺りを通って大丸から多摩川に入ります。

 分水路の標識は陸上グランドまでの探索では見つけられませんでした。しかし、これは正解をしらないから面白い、謎解きや宝探しのような気分になります。
三沢川の分水路から大丸の出口まで、地図上に直線を引いて標識を探してみるのも良いかもしれません。ただし、途中で曲がっているかどうかは分かりません。


多摩川の出口

 三沢川の分水路は大丸にある南武線や武蔵野貨物線の鉄橋の上流で多摩川に出ます。

三沢川分水路

 三沢川分水路、という標識。ここには府中に通じる是政橋の所から土手道を通ってくることができます。

三沢川分水路

 標識のある土手からの多摩川の眺め。護岸には小さな階段があり、下に降りることができます。

三沢川分水路出口

 多摩川への出口。なかなか大きな出口です。出口の金網の向こう側には流れてきたゴミが詰まっています。

分水路のトンネル

 分水路の出口は4つになっています。そのうちの1つから中をのぞいて見ました。
分水路のトンネル。これがはるばる三沢川まで続いているのです。
(撮影、2006年10月、2007年1月)



 
【ホームページ作成講座】 | 本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | Webコンサルティングサービス
業界NO1のライブチャット | 自宅でで学べる!CAD資格合格講座 | 20GB 無料のオンラインストレージ
★薬草の資格が取れる! ⇒ 【薬草ガーデン講座】 | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース