稲城南山とその周辺

稲城南山と多摩丘陵 <考察編>

崖の上での土地造成試験・・・崖の崩壊の危険


砂層の崖が崩れる原因・・・自然の条件と人為的な条件

砂層の崖が崩れる原因としては、
・ 雨水による表面の浸食、
・ オーバーハングしていて、下に支える物がないとき、
・あまり固まっていない崩れやすい砂層で、
斜面の傾きが急すぎるとき、
・ 大量の雨水の浸透と地下水の滞留による滑りやすい面の形成、
・ 沢などの水の流れがあるときは、水の流れによる浸食、
・ 地震
などが考えられる事を実例を交えて見てきました。
しかし、自然の条件に加えて、とんでもない人為的な条件が付け加わってきました。


崖の上での土地造成試験

危険な崖の上での盛り土試験

稲城南山の人工の崖の上で盛り土造成の試験をやる計画が急遽明らかになりました。
上の地図は仮設道路の出口を稲城駅の住宅街の生活道路に接続するために、区画整理組合が地元の人たちに示した工事図面の一部分です。
(H21.2.7)

おむすびのように塗りつぶされている部分で、樹林を伐採し、根も掘り起こして平らにする。
その上で、長方形の部分で、南山に特有の稲城砂での盛り土対策として工事検討委員会から指示された特殊なサンドイッチ工法をテストする、というものです。

盛り土はピラミッド型に、90m x  60m x 9m の大きさ。1年かけて盛り土の状態をテストする。

それを崖崩れが危険だと言って南山の開発工事の口実にして宣伝している、その人工の崖の上でやるというのです。


雨水の浸透と地力の低下による崖の崩壊の危険

樹木を伐採・除根することによって、雨水は直接地中に浸透します。
除根されているので、地面を結び付けている根っこの絡まり合いも失われます。
それが、崖の上の広い地域で行われるのです。伐採・除根する範囲は南山スポーツ広場の野球場ぐらいあります。

盛り土試験で、盛り土の重さが加わります。
盛土部分に降った雨は、盛土の辺縁に集中します。
盛土の辺縁は雨水で少しずつえぐられ、そこから地中に浸透する経路も発達するでしょう。

地中に水が入れば、水の通り道が発達していきます。雨が降るたびにその道は太くなり、
やがては崖の斜面に噴出するかもしれません。

水を通しにくい層の上に水が多量に含まれ、崖の途中で流れ出せば、その下は浸食がすすみます。
崖のオーバーハング状態が進行し、崖の上の地面を横から支えている根と根の絡まりも失われているので
崖が崩壊しやすくなります。

よく固まった地層でも、小さな割れ目に入ってそれを拡大していくと、剥離し滑落する危険があります。


集中豪雨や台風の時期に崖が崩壊したらどうなるのでしょうか?

北西側が崩壊すれば、スポーツ広場へ。
スポーツ広場は現在閉鎖されていますが、
何か工事が進められていたら、作業している人たちに被害が出るかもしれません。

北東側が崩壊すれば、
崖地の下に密集している人家に土砂災害を起こす可能性があります。

京王線にも被害が及ぶかもしれません。

まさに人災です。
考え直す必要があるのではないでしょうか?


特殊なサンドイッチ工法とは:

地震による盛り土造成の崩壊を防ぐために、東京都に指示されて、南山の開発について工事検討委員会が答申した方法です。(H19年6月)

 30cm ごとに砂層またはローム層を展圧して盛土していく。 
 途中2.4m ごとに人工素材の排水ブランケットを敷設していく。
 さらに9m ごとに厚さ30cm になるように砕石を敷きつめる。
 これを繰り返して崖地部分の盛土をする。

というものです。
盛土部分に水が入らないようにし、
入った水も排水ブランケットで盛り土の脇に排水されるようにしています。


(2009年2月20 記)

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